どう憂鬱になった。もっともっーと聞くと死にたくなってくるの。

 

まさにこの曲は欧州の病人、イギリス病にかかったニートの嘆きの曲なのよね。

わたし大好きなの。

オックスブリッジで学んでいたイギリスのエリートが何でこんな単調なメロディにくだらない歌詞を乗っけて嘆き続けるのって感じだから。

 

うん。いまハリウッドにいるの。

わたしキャバ嬢だったじゃない。

それで生活できるぐらいだったからもう夜の世界にいようかなって思ってたの。

わたしじゃ総合職は無理だから普通のOLになるよりはマシかなって。

 

そう英語よね。

大学に入学したらいきなり英語の授業だったのよ。そんなのICUぐらいじゃない。

ICUといえばKeiくんよね。もう日本史に名を残しっちゃたけど。
わたし道鏡いらいの珍事だと思っている。

英語ぐらいは出来るようになりたいから英語の先生にどうすれば英語ができるようになるんですかって聞いたのよ。

そしたら洋楽と洋画を英語でリスニングしなさいっていうからアドバイスに従ったのよね。

わたしJ-POPが大好きだったから洋楽なんて知らなかったのね。

クラスメイトのイケてる子に聞いたら”ROCKIN'ON”でも読めばっていうから仕方なく読み続けたのよね。

そしたらオックスフォード出身のグループがバンド頑張ってますって書いてあるから夢中で聞いていたよね。

そしたら死にたくなってきたの。もろに影響を受けちゃったんでしょうね。

なんでイギリスのエリートが嘆きの曲を量産しているんだろって。
聞き続けると死にたくなるぐらいだから。


うん。大丈夫よ。お薬飲めばいいだけだから。

鬱なんてただの心の風邪だからお薬飲めば大丈夫よ。
お医者様もたくさんお薬くれるのよね。

わたしお薬に詳しくなってきたの。

アメリカ人も鬱になってもカウンセリング受けてお薬飲んでるから元気なんだって何かの記事で読んだの。