その3。近未来経済小説。
ぼくね複雑系とかわからないと経済のシュミレーションができないって思っていたんです。
経済学は最先端の物理学みたいなものだと。
あのウクライナでの戦争。経済のシュミレーションがたくさんありました。
ロシアはすぐデフォルトすると。ルーブルは暴落してハイパーインフレーションになるとかです。
もちろんブラッフの意味もあったんだと思うんです。
経済制裁としてスフイフとから排除するなんてのもありました。ルーブルでは国際取引は決済できないってやつですね。これで本当はアウトなんです。
でもね。経済制裁受けている反米国家群が勝手に自分達の通貨で取引できるようにしたんです。もちろん中国の元もです。
だから逆にドイツとかスペインなんか信じられないインフレ、物価高になっちゃいました。むしろスペインの方がヤバイって思っちゃいました。
もちろんこれぐらいはシュミレーションはできていると思うんです。
でもメディアを追っていてもわかりません。
これは経済学はもちろん、政治学や国際関係など諸々の事象を考慮しないとわからないと思うんです。
あ、ぼくのことでしたね。
いや昔の偉い経営者とかコンサルタントが盛んに海外留学、アメリカに行けというから僕も行こうかと指導教官に聞いてみたんです。
そうしたら無理だと。なんでと聞くと日本人には経済学は教えられないと。京都大学の学生でも断られるというんです。
よく今の学生がアホになったという議論があるじゃないですか。
あれ嘘だと思うです。おそらく語学力とかは大差ないように感じますし。
宇多田ヒカルみたいな子もたくさんいますしね。コロンビア大学に飛び級で入学しちゃうみたいな。
ぼくも純ドメのわりにはよくやっていると思います。あっ日本国内の純正ということです。
いやMBAとかは違うんですよ。あれは経営学ですから。学部のカリキュラムを2年間に圧縮したようなものじゃないですか。
でもアメリカとかはベラボウな価格設定ですよね。日本にお金が有り余っていた時は企業派遣とかよくありましたけど目ざとい社員はMBAを取得後にさっさとコンサル会社や金融機関に転職してしまうんですよね。
あっそれで、その代わりカナダやオーストラリアの大学にしろというんです。反日感情が強くないから。
ぼくオーロラ見たかったからカナダに行こうと思ったんです。
よく日本の大学がダメでアメリカの大学は優れているという話があるじゃないですか。
ぼくもそんなものだと思っていたんです。
アホな学生が東大を目指す漫画がドラマ化されるまでヒットしたんですけどあれはムシズ走る思いでした。でも中国や韓国の学生でもあの漫画を読んでいるんですよね。
科挙の国だからですかね。
でもね。あのアホな漫画を読んで東大に合格した人と実際に話す機会があってぼくの考えが変わりました。
素直な人があの漫画を信じて勉強すれば本当に東大に合格するんだなって。
それで日本の大学をちゃんと調べて見たんです。